リファクタリングをPythonで実践!基本手法とコード例・注意点まで
- 1.Pythonとネットワーク自動化検定とは
- 2.検定実施の背景
- 3.検定概要
- 4.Pythonとネットワーク自動化基礎検定について
- 5.Pythonとネットワーク自動化実務検定について
- 6.合格するための学習方法
- 7.検定に合格することで得られるメリット
盛り上がりを見せるPythonに新たな資格が登場します。2022年8月より実施されるPythonとネットワーク自動化検定について、概要から試験対策まで紹介します。
1.Pythonとネットワーク自動化検定とは
Pythonとネットワーク自動化検定とは、ネットワーク関連の検定試験を運営する「一般法人日本ネットワーク技術者協会(本社所在地:東京都世田谷区、以下「日本ネットワーク技術者協会」)」が2022年8月より実施する試験です。
2022年2月27日にベータテストが公開され、ベータテスト合格者も試験合格者となります。なお、2022年2月に実施された試験は基礎検定のみです。
2.検定実施の背景
実施の背景として、Python求人の4割ほどがネットワーク関連の求人になっている現状があります。ネットワークの自動化でPythonが中心的な技術のひとつとして利用されており、人材育成の需要が高まっていることがわかります。
そこでネットワークの自動化を学習するエンジニアを対象に、正しい知識と文法の理解度をチェックするための検定を実施し、ネットワークの自動化を正しく理解しているエンジニアの育成を目的としているのです。
3.検定概要
ここからは検定の概要を紹介します。
①主催
日本ネットワーク技術者協会
②試験区分
試験グレードは2段階です。
・Pythonとネットワーク自動化基礎検定
・Pythonとネットワーク自動化実務検定
③スケジュール
・2022年2月:Pythonとネットワーク自動化基礎検定 ベータ試験実施
・2022年8月:Pythonとネットワーク自動化基礎検定 本番試験実施
4.Pythonとネットワーク自動化基礎検定について
Pythonネットワーク自動化基礎検定の試験内容を紹介します。
受験を検討されている方はぜひご確認ください。
①対象
配属前〜実務3年目程度のネットワークエンジニアで、自動化の構築・運用をする方
②判定基準
・出題範囲に記載された基礎的な用語知識を有する
・出題範囲に関連する基礎的な文法知識を有する
③試験時間
60分
④問題数
40問(80問からランダム出題)
⑤合格基準
7割正解
⑥受験料金
1万2千円(税抜)
⑦試験会場
CBTソリューションズ試験会場(全国に300箇所あり)
⑧受験期間
通年
⑨出題範囲
- Python基礎
- 文字列/ファイル操作
- Pythonのデータ型
- subprocessでコマンド実行
- telnetlibの使い方
- ライブラリ利用方法
- Netmikoライブラリ
- NAPALMライブラリ
- openpyxlライブラリ
5.Pythonとネットワーク自動化実務検定について
Pythonネットワーク自動化実務検定の試験内容を紹介します。なお、実施時期は未定です。
出題範囲なども未定のため、資格取得を目指す方は随時公式サイトを確認しましょう。
Pythonとネットワークの自動化基礎検定を2022年8月より実施 ~ベータ試験は2022年春に実施予定~ | 一般社団法人日本ネットワーク技術者協会
①対象者
ネットワークの自動化構築・運用経験者
②判定基準
・ネットワーク自動化に関するPython全般を理解している
・トラブルシューティング手法を理解している
③試験時間
60分
④問題数
40問(80問からランダム出題)
⑤合格基準
7割正解
⑥受験料金
1万2千円(税抜)
⑦試験会場
CBTソリューションズ試験会場(全国に300箇所あり)
⑧受験期間
通年
⑨出題範囲
策定中
6.合格するための学習方法
執筆時点(2022年3月)では、試験対策となる参考書はありません。
参考研修コースとして、CTCテクノロジーが提供している「Pythonによるネットワーク運用自動化入門」が挙げられます。出題範囲と重なる部分が多いので、試験前に学習してみてはいかがでしょう。
7.検定に合格することで得られるメリット
ここからは検定に合格した際のメリットを紹介します。
①就職や転職で有利に働く可能性がある
プログラミング学習を独学で行っている場合、能力を証明することが非常に難しいです。しかし、試験を取得することで第三者目線で実力を証明できるので、就職や転職で有利に働く場合があります。
②学習する上でモチベーションになる
資格合格という明確な目標をもつことで、プログラミング学習のモチベーションが上がります。また、短期的な目標を設定することも独学では有効です。なんのために勉強しているか見失ってしまった際はぜひ挑戦してみましょう。
③客観的に自身の実力がわかる
独学で学習している場合、自身の学力が上がったのか、他の学習者と比べてどのくらいなのかがわかりにくいです。しかし、資格試験を受けると合格率などから自身の実力を客観的に測れます。客観的な実力がわかると自信にも繋がるのでおすすめです。
④どのような知識が求められているかがわかる
Pythonとネットワーク自動化検定では前述の通り、ネットワークの自動化を理解しているエンジニアの育成を目的としています。そのため、何を学習すればいいのか、どのような知識が求められているかを明確にして学べます。
独学の場合、「学んでいる知識が実務で本当に役に立つのか」という不安がよぎりますが、試験勉強の場合は自信を持って学習できるでしょう。